『ピッチは、常に明日を目指す人のために存在している』 ジネディーヌ・ジダン



2013年8月6日火曜日

強いチームが勝つ大会。

全日の決勝を観ました。

小柄ながら技術で攻めるグランパスと、
パワーと高さで攻めるアントラーズ。

最初のフリーキックはお見事でした。
2点目は「8人制らしい」得点(笑)

全体的な正直な感想は、
「面白くないゲーム」でした。

まずディフェンスでのプレーの面白くなさ。
インターセプトは多いものの、
1対1の面白い攻防が少ない。
2点目などはディフェンダー2人いましたが、
FWの選手のスピードの速さもあり、
ディフェンダーにとってはノーチャンスでした。
見ていて面白かったのは、
グランパスの16番のプレーぐらいでした。


次は中盤の省略。
明らかにアントラーズは8人制の意義を無視していました。
サッカー協会に言われているんでしょうが、
放送中に「8人制のメリット」を表示する日本テレビ。
その最中にタテ一本で攻めるアントラーズには、
笑わざるを得ませんでした。
Jのクラブが街クラブのような攻撃をするのはいかがなもんでしょうか?

最後はレフリー。
結果に影響は与えないものの、
ファールに対する微妙な判定が多かったように思います。
あれでは小柄のチームが不利ですよね。
8人制だからこそしっかり取って欲しいファールが散見されました。


両チームの選手は頑張っていました。
優勝目指しての必死のプレーは、
老化の進んだワタシにはウルウルくるものでした。

面白くなかったのは彼らのプレーではなく、
「ルール設定」をした協会の責任だと思います。
(そもそも8人制なんてサッカーではない別のスポーツですし)

だからこそ、プレー回数などしっかり検証をするべきです。
(どうせプレー回数などは調べておらんだろうが)


大会全体を見ても、
全国大会にも関わらず、
あまりにも大差のつく試合が多すぎです。

「強いチームが勝つ大会」になり過ぎていませんかね。
サッカーは「勝ったチームが強い」スポーツのはず。

実力が劣るチームが、
工夫しながら勝つ。
そんなチャンスが、
今の8人制には少なくなっていると思います。



そもそも8人制は未来に向けてのチャレンジであったはず。
チャレンジは素晴らしい。

ただ検証も必要だし、
このサッカーに合ったリーグ戦などの導入も必要です。

検証や新たな改革のスピードが、
あまりに遅い。


ピッチの大きさを小さくして、
オフサイドのルールもセンターラインに関わらず、
昔のルールに変えてはどうでしょうか?
(そもそも育成用のルールなんだし)

今のピッチの大きさなら、
9人制くらいの方が、
システムにバリエーションが出ていいような気がします。


検証すんのかな・・・


8人制には反対で勝手に11人出そうかと思っているコーチより。

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