『ピッチは、常に明日を目指す人のために存在している』 ジネディーヌ・ジダン



2012年4月3日火曜日

大人を子どもにするケースもありますが・・・

スゴい風雨ですね。
今から東京に向かいます。。。



一昨日の選考会は、
仁川として3名のコーチ陣が参加しました。

技術委員としての監督とMコーチ。
運営サポートとしてのHコーチ。

3人のコーチのご支援もあり、
ワタシは、若干のお手伝いをしながら、
ぶらぶら見ることができました。

5年の春の選考会は、
緊張した表情で硬いプレーが毎年目立ちます。

各グループの担当コーチが、
できるだけリラックスさせようとするものの、
なかなかそうはいきません(笑)

5年生だし仕方がないんでしょうね。。。




選考会の結果は既に出ています。
合格した選手もいれば、そうでない選手もいます。

宝塚では5年生の春から、
チームのみんなと楽しむサッカーに、
選抜という【個人の競争】という要素が加わってきます。

競争はいろんな影響を与えます。

合格することでより上を目指す選手


合格して満足してしまう選手


合格しなかったことでより奮起する選手


合格しなかったけど、なんとなくサッカーを続ける選手


あきらめの気持ちが芽生える選手

良し悪しという尺度で語れない選択肢ですし、
同じ選手でも時期によって気持ちは変わるもんです。

サッカーの選抜を5年生でおこなうべきかどうかには、
いろんな意見があると思います。

競争の結果に一喜一憂しながらも、
次のステップに向けて、
一人で考え・行動し・表現する。。。

【個人の競争】には、
自分の弱さや邪念や感情に打ち勝つことが必要で、
非常に孤独な戦いです。

サッカーでのゴールを決めた時の異常なまでのパフォーマンスには、
そんな【孤独な戦い】から解放される、
格別なカタルシスがあるからなんだと思います。


そんな孤独な戦いに打ち勝った瞬間こそが、
「サッカーの本当の楽しさ」だし「スポーツの醍醐味」です。

そんな体験をたくさんさせてあげたいというのが、
ワタシのコーチとして重要な役割の一つだと思っています。

5年生になって、
いよいよ本当の【サッカーの楽しさ】を、
満喫できる年代になりました。

『フットボールは、子どもを大人にし 大人を紳士にする』
(イングランドの格言らしいですが・・・)

自分との孤独な戦いに打ち勝ち、
ゴール後に思わずガッツポーズが飛び出す。。。

まだまだあどけない表情の5年生チームの面々が、
フットボールを通じて大人の顔になる瞬間です。

そんな姿をこれから見ることができると考えると、
本当に楽しみな2年間になります。

今週も週末が楽しみです。



サッカーは、
オレを大人から子どもに戻すことが多いと思っているコーチより。

0 件のコメント: